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FDNY Marine Co. 1
ニューヨーク市消防局 マリンカンパニー1



これが船首から見た、この船で一番大きいMcIntyre社のマニター(放水砲)です。後にはホースリールも見えますが、これ、どれぐらいの大きさかわかりますか??

1955年に142.6万ドルを投じて建造されたこの船は、全長129ft(約39m)、全幅30ft(約9m)、高さは50ft(約15m)もあります。1953年に殉職したマリンエンジニアの名前が命名されました。

下の写真は後から撮ったものです。

大きさはこの写真でわかって頂けるでしょうか。ホースリールでさえ、2mほどもあるのです。マニターの筒先は13cmほどです。
この船にはほかに、Greenburg社のマニターが5台、うち1台はタワーの上についています。タワー上のマニターは電動となっていますが、ほかは全て手動です。

さて、それでは船橋の中を見せてもらいましょう!

1階、上はヘルメット、スーツや救急セット、フローテーションつきのバスケット、バックボードなどが置いてある部屋です。
Scott製SCBA8セット、Sterns製耐寒耐水服4着、Sterns製ドライスーツ1着やレスキューカンもあります。そのほか、レスキューハーネスや発電機、酸素アセチレン切断トーチ、チェーンソー、空気ハンマー4台、Homelite製排水ポンプ2台なども装備されています。

こちらは下のエンジンルームに行く階段。下にはたくさんのダクトが通っていました。この船にはEnterprise製ディーゼルエンジンが4台、GM製3シリンダーエンジン2台が載せてあり、7,600ガロン(約28,900L)ものディーゼルを積むことができます。
動力には1000馬力8シリンダー2台を使用、直径1.5mのブロンズ製スクリュー2枚を動かし、最大15ノットのスピードを出します。ポンプには1000馬力6シリンダー2台を使用し、4台のWorthington製ポンプをフル稼働させると19,000ガロン(約72,000L)/分の能力があります。
GM製エンジンは補助として使用され、AC電源を船内に供給します。

(下左)こちらはデッキ2階、マニター2台と写真の15馬力エンジンつきBoston Whaler製ボートが積載されています。
このボートはクレーンで揚げ降ろしされます。

(下)2階コックピット。いわば船の心臓部で、ここでオフィサーから船全体に指令が出されます。
NY港および周辺の海図、Ratheaon製水深測定器、デパートメントファイヤートラフィック・VHFマリンバンド・800MHZコマンドの各ラジオが装備されています。もちろん船内用のポータブルも装備。

コックピット上のデッキ3階。マニターが2台、サーチライトが設置されています。

(下左)タワーには、マニター1台とDecca製レーダーが設置されています。0.4〜77kmのレーダーが可能で、あらゆる天候での出場、煙が充満するエリアでの航行を可能にしています。

(下)デッキ1階にあるこのゴムボートは9馬力エンジンつきのAvon製です。

デッキ最後部。船首についていたのと同じサイズと、1回り小さいホースリールが設置されています。
たくさんあるドラム缶は、フォームの缶です。


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